最近、クラウドサービスをよく耳にするけどどういったものなのかな?それと同時にオンプレっていう言葉も耳にするけどどういったものかがわからない…
上記お悩みの方向けの記事になります。
最近はクラウドを利用したサービスが増えてきています。
私の仕事の案件もほとんどがAWSといったクラウドサービスを利用することがほとんどです。
今回は初心者の方でも分かりやすく理解できるようにクラウドサービスの説明とそれと対になるオンプレミスについて書いていきたいと思います。
クラウドとは?オンプレミスとは?
分かりやすく例を出して説明していきます。
まず、大きな違いとしてはサーバ機器を自分で用意するかしないかになります。
車で例えるとオンプレは新しく車を購入するイメージで、クラウドはレンタカーを借りるイメージです。
ちなみにオンプレはオンプレミスの略になります。
はじめは以下ぐらいのイメージで問題ないかと思います。
・機器(車)を購入して設置。
・はじめの出費が大きい。
■クラウド:レンタカーを乗る
・機器(車)を購入しなくてよい。
・使った分だけお金が掛かる。
車を購入するともちろん車を置く場所が必要になり、車庫なり駐車場を借りるなりしないといけません。
レンタカーは特にこちらが場所を用意する必要がありません。
オンプレだと自身でサーバ機器を用意することになるので、自社に置くかデータセンター等で場所を借りる必要があります。
クラウドの場合はもともと用意されてるものを使用するイメージなのでそういった心配をする必要がありません。
お金の支払いも似たようなもので、オンプレの場合ははじめにサーバ機器を購入する必要があるのではじめに大きなお金がかかります。
逆にクラウドサービスの場合はレンタカーのように使用した分だけお金がかかる形です。
クラウドかオンプレミス、どちらがいいの?
システム開発を行う要件によるかと思います。
例えば個人情報を管理するシステムでこれらの情報を自社以外で管理したくないといったルールがある場合はオンプレになるかと思います。
他にも既にある社内システムと連携したい場合も自身のネットワーク上にあったほうが便利なことがあります。
後は、機器を自身で購入して環境も自身で用意することからクラウドに比べ自由度が高くなります。
※その分、環境面での知識が必要になりますが。
車でいうと自身の車を好きに使いやすいようにカスタマイズできるイメージです。
しかし、開発コストを考えるとクラウドサービスを利用するとクラウドの方が便利なことが多いです。
例えばサーバのスペックが足りないと分かった時は簡単にクラウドては上げれたりしますが、オンプレはそうはいきません。
メモリーなどの部品を購入して増設する必要があります。
その他にもクラウドサービスだと、セキュリティ面やログインとかの認証処理だったり、サービスとして既に用意されているので、ややこしいことを特に考えなくてもいいというメリットがあります。
オンプレミスの場合は、こういった部分も設計する必要があります。
インフラに詳しいエンジニアであればいいかもしれませんが、そうでない場合これらのことを考えるのが結構大変です。
したがって、クラウドサービスを利用する事によって、ややこしい部分はクラウドのサービスに任せて、本来のシステム開発に集中することができます。
オンプレの場合は機械が古くなったりOSのバージョンだったり、いつかは入れ替える必要が出てきたりします。
ほとんどの会社がリース契約で機械が借りているところが多いと思います。
リースの契約期間が切れるともちろん新しい機器に移行していく必要があります。
クラウドサービスの場合は特に機器をこちらで管理しているわけでないので、このあたりの運用も楽に対応することができます。
最近の傾向としてはクラウドサービスを使用する企業が増えてきています。
今後も増えていくのではないのでしょうか。
なので、サーバエンジニアをされている方、もしくは目指している方はAWSなどのクラウドサービスを勉強しておいたほうが今後役に立つかもしれませんね。
主なクラウドサービスの紹介
クラウドサービスも色々あります。
色々といっても基本的にどれも同じようなことができると思いますが、運営している会社がどこかの違いだと思っています。
有名どころを紹介していきます。
Amazon Web Services
Amazonが提供しているクラウドサービスになります。
AWSとよく略されます。
世界的シェアは第1位で、一番よく使われているクラウドサービスです。
私もAWSを使用しています。
(公式リンク)
https://aws.amazon.com/jp/
Microsoft Azure
Microsoftが提供しているクラウドサービスになります。
こちらは世界的シェアは第2位です。
(公式リンク)
https://azure.microsoft.com/ja-jp/
Google Cloud Platform
Googleが提供しているクラウドサービスになります。
(公式リンク)
https://console.cloud.google.com/
最後に
クラウドとオンプレミスの違いについて初心者向けに記載しました。
WEBアプリケーションを開発する上で、上記の話がよく出てきます。
私が携わる案件についても顧客によってクラウドサービスを推進していきたい企業は、AWSといったサービスを利用することもあり、逆に従来の環境のほうがいいという顧客も存在します。
初心者の方がいきなり環境構築するということは少ないかと思いますが、もし今開発されている方は今ご自身の環境がどういったものなのか勉強してみるのも良いかもしれませんね。
簡単に最後まとめると以下のようなイメージです。
・自身で機器を購入
・自身で機器を運用保守
・はじめにお金が掛かる
・機器を設置する場所が必要(インフラ環境を考える必要あり)
・機器の購入は不要
・物理的な機器の保守はサービス元の会社がやってくれる
・使用した分だけお金が掛かる(従量課金)
・物理的な場所を確保する必要がない
・ネットワークやセキュリティに関しても提供サービスを利用することで容易に対応が可能
初心者の方であれば、概ね上記のイメージを持っておくだけでいいと思います。
今後、実際に環境構築を行う場面になったときに必要な情報を詳しく調べていくと良いかと思います。
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