プログラマーとして仕事するためにはどういったスキルが必要なのだろう。
身に着けるためにどういったことをすればいいのかな。
こういったお悩みを解決します。
■本記事の内容
本記事で以下の内容をお伝えします。
- プログラマーの仕事内容
- プログラマーに求められるスキル5選
- プログラマーのスキルの身に着け方
■本記事の信頼性
この記事を書いている私は、プログラミングを仕事として始めて10年以上経ちます。
今も現役のシステムエンジニアとして仕事をしています。
プログラマーになるために特に資格がいるとかはなく、誰でもなることができます。
とはいえ、プログラマーとして仕事していく上で必要になるスキルまたは知識などがいくつか存在します。
この業界で10年以上働いた私が感じるプログラマーとして必要となるスキルについて書いていきます。
このスキルをより高めていく必要があると今も思います。
プログラミングを学びはじめた方で、今はプログラミングを頑張って勉強されている方も多いと思います。
はじめはプログラミング言語の勉強のみでも問題ありませんが、いずれ就職して仕事したいと思われている方は他に必要になるスキルがあることを頭の片隅に置いておいてもらえたらと思います。
プログラマーの仕事内容
プログラマーの必要なスキルを書く前に、実際のお仕事内容を書いていきます。
プログラマーの仕事内容としては、以下の内容がほとんどです。
- プログラミング
- テスト
内容的にはそのままですが、流れとしてはリーダーよりプログラミングするための設計書をもらってその内容に従ってプログラミングするイメージです。
料理に例えると料理長からレシピをもらって料理をするみたいな感じです。
基本的にはこの作業が多いですが、その他に作成したプログラムがちゃんと設計書通りになっているかチェックする必要があります。
この作業を単体テストと呼びます。またはユニットテストとも呼ばれたりもします。
料理で例えると味見をして問題ないか確認するイメージです。
上記の仕事内容だけを知ると一見プログラミングのスキルさえあれば問題なさそうだと思われる方も多いと思います。
しかし、見えていないところで求められるスキルが存在します。
このあたりの内容を次項で解説していきます。
プログラマーに求められるスキル5選
プログラマーに求められるスキルについて5つ挙げました。
10年以上、プログラミングの仕事に携わってきていますが概ねこのスキルが求められてきます。
スキル①:プログラミング
このスキルは誰でも想像つくかと思いますが、プログラミングのスキルは必須になります。
あたりまえかもしれませんが、料理人が料理の仕方が分からないと仕事できないのと一緒で、プログラマーもプログラミングができないと仕事になりません。
プログラミング言語はたくさん種類があります。
各々の言語ごとに得意分野というものがあります。例えばスマホアプリを作るのが得意なプログラミング言語だったり、WEBシステムを作るのが得意なプログラミング言語だったりみたいに。
プログラミング言語はたくさんありますが、基本的な書き方としてはどれも似たような書き方をします。なので、どれか1つ身に着けることができれば他の言語も理解しやすくなるため、まずは1つのプログラミング言語の習得を目指しましょう。
スキル②:IT分野の基礎知識
プログラミングの知識も必要ですが、IT分野の基礎知識は身に着けておいたほうがいいです。
というのも、リーダやチームメンバーが知っている前提で話を進めることが多いからです。
どこまでが基礎知識かっていうのも会社や案件によって変わるので、分からないことは分からないと言ったほうがいいですが、知っているか知らないかでは説明を受けたときなどの理解度が変わってきます。
例えば、今回作るシステムはクライアントサーバモデルですと言われたときにクライアント?サーバ?な状態だと何を言っているかさっぱり理解できないかと思います。
これらを勉強する方法としては、資格取得を目指しつつ勉強するのが効率がいいです。
何も目標もなく勉強するのは苦痛だと思うので、IT分野全般を問われる国家資格の取得に向けて勉強していくといいです。
どの資格がおすすめかは以下の記事にて解説しておりますので、よければ見てくださいね。
大学生向けにおすすめのプログラミング資格【現役SEが紹介】
大学生向けにと書いてありますが未経験者でも参考になるかと思います。
スキル③:コミュニケーション能力
1人で黙々と作業を行うイメージがありますが、システム開発はだいたいチームで作業することが多いです。
チームで作業する以上、何かしらコミュニケーションが必要になってきます。
仕様を確認したい時や自分が作ったプログラムをレビューしてもらったりなど、プログラマーでもたくさんコミュニケーションするきっかけがでてきます。
システム開発を円滑に進めていくにはチーム内の情報共有が重要になってきますので、コミュニケーション能力も必要になります。
スキル④:問題解決能力
仕事をしているとたくさん問題がでてきます。これらの問題を解決する能力が問われることが多いです。
例えば、作成したプログラムがエラーで動かなかったり、そもそも仕様に書かれた内容でプログラミングの仕方が分からなかったりなどです。
プログラマーとして仕事していくにはこのような問題を解決していく必要があります。
普通に仕事していて未曽有の問題にぶちあたることは少ないと思います。
既に同じようにつまずいた人がネットに情報をあげてくれています。
これらの情報を調べる能力も問われることになります。
プログラミングにしても、書き方を100%暗記しているのであれば問題ないかと思いますが、そうでないときのほうがほとんどです。
忘れてしまって不安に思う場合はまず調べます。
自分で調べてどうしても分からない場合はリーダーなりに相談することになるかと思いますが、リーダの立場からすると自身で調べて問題解決できる人の方を重宝します。
スキル⑤:進捗管理能力
最後に進捗管理です。
仕事である以上、必ず期限があります。
これを原則守る必要があります。
どれだけ品質がいいものでも期限に遅れてしまっては信用を失うことになります。
以下のポイントを意識するだけでも変わってきます。
- そもそもの期限が妥当が
- 状況が変わった場合はすぐに報告
- 余裕をみる
まず、与えられた作業量と期限が妥当なものかを確認しましょう。
期限内に到底できない作業量の場合は、その旨をしっかり伝える必要があります。
作業量減らすか、期限を延ばしてもらうかなどの調整をしてもらいましょう。
一度始めた作業が最後まで自分の想定通り推移しないことがあります。
原因は色々あるかと思いますが、状況が変わってスケジュールに遅れがでそうなのであれば取り返しがつかない状態になる前に報告しましょう。
リーダも期限に余裕があるうちは他の人をヘルプでいれたりなど、フォローできることがたくさんありますが、期限間近になって間に合いませんと言われると何もできなくなります。
最後に期限に余裕を持ちましょう。期限ギリギリに終わらせるスケジュールではなく、その何日前もしくは何時間前に終わらせるスケジュール感を持つことが大事です。
期限が迫ると焦りが出てきて、ミスを起こしやすくなります。
期限も気持ちも余裕をもって挑むのが一番良いです。
プログラマーのスキルの身に着け方
プログラマーの求められるスキルを紹介しました。
これらの身に着け方について簡単にご説明します。
まず、スキル①のプログラミングの勉強とスキル②のIT分野の基礎知識は自分一人でも勉強できると思います。
もし、今からプログラミングの勉強をはじめてみようと考えている方はこの2つの習得を目指すといいでしょう。
スキル③以降は、独学での習得が難しいかもしれません。
というのも、主に実際にチームで仕事しながら身につく能力だからです。
コミュニケーション能力を鍛えるにしても、相手がいないとできないと思いますし、問題解決能力についても調査したりは自分でできるかと思いますが、本当に自分一人の力でどうしようもない場合は誰かに教えを乞う必要も出てきます。
一番楽なのが実際にシステム開発を行っている企業に就職して、仕事を通じて学ぶほうが効率的です。
しかし、上記は新卒であれば多少ハードル下がりますが、中途の転職となると今までの実績を見られることが多いためなかなか難しいのが現実です。
上記以外の方法としてはプログラミングスクールに通うという選択肢になります。
プログラミングスクールに通うことで、独学とは違い教えてくれる人がおり、一緒に勉強する仲間もいます。
独学で進めるより効率がいいでしょう。
おすすめのプログラミングスクールを以下の記事にまとめておりますので、よければご覧頂けたらと思います。
就職まで面倒を見てくれるものを選んでいますので、最終的に就職したい方にはオススメです。
また、無料体験や無料カウンセリングがあります。
おすすめプログラミングスクール(現役SEが紹介)【2020年度】
最終的にお金をかけたくないから独学で頑張るというのもあるかと思いますが、無料なので一度話を聞きにいくだけでもいいかもしれませんね。新しい気づきがあるだけでもモチベーションやこれから勉強方法の参考になると思います。
最後に
プログラマーが必要となるスキルを書いていきました。
いきなり全部頑張ろうとすると大変だと思いますのではじめはプログラミングやIT分野の基礎知識の習得に注力していけばいいと思います。
ただ、いずれ就職またはフリーランスで仕事していくとその他のスキルも必ず必要になってきます。
プログラミングの習得が自分なりに一定レベルに達したと実感したのであれば、その他のスキルについても学んでいくと良いと思います。
※独学では難しい部分ではありますので、実際に仕事をしてみるか疑似的にも同じような環境で行ってみましょう。
コメント