プログラマーの仕事に就いてみたいけど、新卒でもなれるのかな?
それとプログラマーの仕事ってきついイメージがあるけど、実際どうなのだろう。
こういったお悩みを解決します。
■本記事の内容
本記事で以下の内容をお伝えします。
- 新卒でもプログラマーになれる
- 新卒プログラマーの仕事内容
- 新卒プログラマーの年収
- 新卒でプログラマーになるための準備
■本記事の信頼性
この記事を書いている私は、プログラミングを仕事として始めて10年以上経ちます。
今も現役のシステムエンジニアです。
新卒でプログラマーを目指されている方への記事になります。
情報系の大学に通われている方のほとんどがシステム開発系の企業に勤めることが多いと思いますが、文系の未経験の方でも大学卒業したらプログラマーとして手に職をつけたいという方もおられるかと思います。
在学中の学生のみなさま向けにプログラマーの実際の現場がどういったものなのか。在学中にプログラミングの経験がない場合でも大丈夫なのか。
上記のような気になる点を現役システムエンジニアの私が説明していきます。
就活中またはこれから就活される学生の方の参考になればと思います。
新卒でもプログラマーになれる
結論から言いますと新卒の方であれば誰でもプログラマーになることができます。
10年以上、この業界で仕事をしていますが、文系の未経験の新入社員もおります。
なので、プログラマーになりたいと思われている方はあきらめずチャレンジしてほしいです。
以下、上記の理由を書いていきます。
特に資格がいるわけではない
未経験で何も知らない方だと、プログラマーになるには技術的な資格がないと仕事ができないのかなって思われている方もいるかもしれませんが、特に資格は不要です。
普通のサラリーマンと同じです。
医者や弁護士みたいに資格がなくてもプログラマーになることができます。
なので、基本的には普通のサラリーマンと同様に就活できて、就職することができます。
ただ、IT関連の資格はあります。
簡単なものから国家資格の難しいものまで存在します。
これらの資格を取得しておくと就活するときには有利になります。
文系の未経験でもなれる
冒頭でも書きましたが、文系のプログラミング未経験者でも新卒で入社することが可能です。
といいますのも、仮に理系でプログラミングを経験してきたとしても実際に現場で働いているプログラマーからすれば、新入社員は大きいくくりとしてやはり素人なのです。
確かに全くの未経験よりは経験者の方が有利ではありますが、プログラミングの知識は入社してからのほうがたくさん学ぶことがあります。
私も情報系の理系大学出身ですが、仕事する上で必要になる知識は学校で学んだことより就職して仕事を通じて知ったことのほうがほとんどです。
なので、文系か理系かはそこまで大きな差ではなく、未経験でも就職してから先輩や上司から教えてもらえるので十分技術力は身に付きます。
後、プログラマーはプログラミングの技術だけでなく、チームとしてのコミュニケーションや向上心があるかなどが重要になってきます。
技術者の人手不足
案件に比べ、技術者が少ない状態です。
私の職場でも仕事はあるけど、それを行う人がいないといった状態が多々発生します。
※厳密に言うとスキルを持った人がいない状態です
ここ数年でWEB業界やSNSなどIT分野が急速に発展しているおかげもあり、プログラマーの需要は多くなってきていると思います。
総務省でもITを推進するために小学校でも必修科目にする取り組みなども行われています。
新卒プログラマーの仕事内容
新卒プログラマーとして入社した後、はじめにどういった仕事を行うか気になる方もおられるかと思うので仕事内容について紹介していきます。
以下は実務について書いていきますが、他の業界と同様にはじめの3カ月は新入社員研修を行うところがほとんどです。
他の会社さんと一緒に社会人のマナーを学ぶ研修みたいな感じです。
研修の中にはプログラミングの学習も実施しているところもあります。
入社してすぐはいきなり仕事をするというよりは、研修を通じて学習することが仕事みたいなところです。
(後、はじめは電話取りや雑務を任されることが多いのが現実です…)
プログラミングと単体試験
では、研修が終わった後は仕事通じて学ぶことを目的としたOJTがはじまることがほとんどです。
OJTとは何かといいますと「On-The-Job Training」の略で、実際に仕事を行って知識など身に着けていくことを指します。
では、研修を終えた新入社員の仕事として具体的にどういった作業を任されるか書いていきます。
大まかな作業内容としては、以下の流れがほとんどになるかと思います。
- 上司やリーダから設計書を渡される
- 設計書をもとにプログラミングをする
- 設計書をもとに試験表を作成する
- 試験表をもとに自分が作ったプログラミングをテストする
プログラミングの目的は最終的にシステムやアプリを作ることになります。
これらのシステムを作ることをプログラミング作業も含めてシステム開発といいます。
システム開発には上流工程と下流工程と分かれており、上から下へ作業が下りていくイメージです。
具体的にいいますと上流工程が設計で下流工程がプログラミングといった感じです。
作業としてはもちろん上流工程のほうが難易度が高くなり、下流にいくほど低くなります。
詳しくは以下の記事にまとめてますので参考に見て頂けると良いかと思います。
新卒プログラマーはこの下流工程を行うのが一般的です。
昔に比べると残業は少なくなってきている
仕事がきついイメージを持たれている方も多いかもしれませんので、残業も含め実体がどういったものかを簡単に書いていきます。
結論からいいますと、昔ほどきつくないです。
今ではだいたいの会社が1カ月の残業時間の上限を決めているところが多いので、基本的には早く帰るように促してくれます。
確かにシステムを納品する前など忙しいときはありますが、徹夜したりとかほぼないです。
残業代もちゃんとでます。
ただ、上記は入社する会社によります。
いわゆるブラック企業と呼ばれるところでないところを就活中に見極めるようにしましょう。
新卒プログラマーの年収
新卒プログラマーとして入社した際のおおよその年収をお伝えします。
入社する会社の規模にもよるので一概には言えませんが、参考程度に見てもらえたらと思います。
300万前後が相場
入社後は概ね月20万前後の給与がほとんどです。
他の業種の企業も初任給はだいたい20万ぐらいなので他とあまり大差ありません。
このあたりは会社によりますが、ボーナスもちゃんと出るところだと概ね300万程度の年収になります。
特に高いわけでもなく、低いわけでもなく、平均的だと思って頂けたらいいです。
組織としてプログラマーだけのキャリアだと年収は高くない
プログラマーよりもシステムエンジニアと呼ばれるキャリアのほうが給料が上がっていきます。
プログラマーは基本的にプログラミングをメインに仕事を行う人のことを指しますが、システムエンジニアは実際に顧客と話してどういったシステムを作るかを考える人になります。
先ほどの仕事内容にシステム開発には上流工程と下流工程があるとお伝えさせて頂きましたが、その上流工程を担当するのがシステムエンジニアになります。
システムエンジニアの平均年収はおおよそ500万代ですが、プログラマーだと400万代がほとんどです。
だいたい100万程度変わってきます。
もし、会社として組織の中で年収を上げたい場合はプログラマーでなくシステムエンジニアを目指しましょう。
プログラマーとして年収を上げたい場合はフリーランスへ
先ほどプログラマーはそこまで年収があがらないとお伝えしましたが、フリーランスとして働けば大きく年収を上げることが可能です。
人によっては年収1,000万を超える人もおります。
フリーランスとは会社に属さず個人で仕事を請け負う働き方になります。
いわゆる個人事業主といった形です。
会社に属さないので税金など事務的な手続きはすべて自分でする必要がありますが、毎月決まった給料と違って自分が働いた分お金が入ってくるのでたくさん働けばその分増えていきます。
ただ、仕事がなければもちろん無収入になります。
新卒でプログラマーになるための準備
新卒プログラマーを考えておられる現役大学生向けにどういったことを考えておいたほうがいいか書いていきます。
未経験者向けに書いてます。
そもそも自分に合っているかを考えること
以下のポイントが苦痛にならないか考えてみてください。
- 1日中パソコンに向かって作業
- 常に新しいことを勉強する(または調べる)
最低限の2つに絞りました。
上記が我慢できない人はあまり向いていないと思います。
プログラマーは基本的に1日中椅子に座ってパソコンに向かい合うことになります。
これを平日は毎日8時間行うことになります。
続いて、プログラミング日々新しい技術がでてきます。今覚えた内容は数年後では陳腐化していることも多いです。
なので、ずっと同じ作業ということはほとんどないです。顧客や案件が変わればプログラミング言語なども変わりますし、開発の環境もガラッと変わります。
先輩や上司に聞けば、教えてもらえますが基本的にこれらのことを自分で調べる能力がないと厳しくなってきます。
上記の作業が自分自身許容できるか考えてみてほしいです。
未経験者は多少プログラミングの知識を身に着けておいたほうがいい
未経験でも入社することは可能だと思いますが、多少プログラミングと接点を持っておいたほうがいいです。
というのも、面接時に確実に聞かれることになるので。
今までプログラミングしたことない人がなぜこの業界に来たいと思ったのか。このあたり聞かれます。
もし、自分の中で動機がはっきりしているのであればいいかもしれませんが、特にこれといってなくふわふわしてる感じなのであれば、少しプログラミングについて勉強してみたらいいと思います。
将来、こういったシステムを作りたいみたいなことを話す時に今こういう言語の勉強していますとあわせて話したほうが多少説得力が増すからです。
資格を取得してみる
資格がなくてもプログラマーになれますが、会社に就職する場合は資格を取得しておくことでいくつかメリットがあります。
それはほとんどの会社が資格取得を推奨していることが多く、昇格の条件になっていたりもするからです。
どの資格を取得すれば良いかなど、勉強方法についても以下の記事にまとめておりますのでよければ参考にして頂けたらと思います。
最後に
新卒でプログラマーになれるかどうかを書いていきました。
ブラック企業でない限り、残業代なしの徹夜とかはありません。
自信の作業を調整して進めていけば定時にちゃんとあがれます。
今では、文系の未経験者でも入社されることも多いので、新卒であればプログラマーになれます。
なので、本当にやってみたいと思うのであれば諦めずチャレンジしてほしいです。
ただ、向き不向きはありますので、今後の人生において自分の仕事として合っているかどうかは考えてみてほしいです。
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