大学在学中にプログラミングに役立つ資格の取得を考えているけど、何があるんだろう。
大学生のうちに取得しておいたほうがいい資格とかあるのかな。
上記のお悩みを解決します。
■本記事の内容
本記事で以下の内容をお伝えします。
おすすめの資格とその資格の勉強方法もあわせて書いています。
・大学生向けにおすすめのプログラミング資格
・大学生向けにプログラミング資格を勉強する方法
・プログラミングしていく上での資格の重要度について
■本記事の信頼性
この記事を書いている私は、プログラミングを仕事として始めて10年以上ほど経ちます。
今も現役のシステムエンジニアです。
現在大学に通われている方向けにプログラミングの資格について書いていきます。
将来、システム開発を行う会社に就職し、プログラマーとして活躍したいと思われている方、もしくは就活のために有利になるように資格取得を考えておられる方の力になれればと思います。
プログラミングの資格を紹介
大学生向けにプログラミングの資格はどういったものがあるか紹介していきます。
ITの分野にも国家資格が存在します。
それ以外にも民間やベンダーが行っている資格も存在します。
国家資格は、プログラミング以外にもITの分野で必要となる幅広い知識が必要になります。
対して、民間・ベンダー資格についてはプログラミング言語を指定されているものだったりある分野に特化した内容となっております。
どちらも英検3級、2級みたいに簡単なものから高難易度のものまであります。
各種資格の有名なものを紹介していきます。
国家資格
経済産業省所管の独立行政法人であるIPA(情報処理推進機構)というところが行っております。
公式サイト:独立行政法人情報処理推進機構
試験の種類としては以下の通り複数あります。
- ITパスポート試験
- 情報セキュリティマネジメント試験
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- ITストラテジスト試験
- システムアーキテクト試験
- プロジェクトマネージャ試験
- ネットワークスペシャリスト試験
- データベーススペシャリスト試験
- エンベデッドシステムスペシャリスト試験
- ITサービスマネージャ試験
- システム監査技術者試験
- 情報処理安全確保支援士試験
たくさんあります。春と秋に試験が開催されています。
ITパスポート、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験については広い分野が満遍なく出題されます。
その他はネットワークやセキュリティといった感じに各種分野に分かれている形になります。
取得するメリットとしては、やはり国家資格ということもあり認知度が高いです。
システム開発を行う会社のほとんどが取得を推奨しております。
最近はこのご時世もあり、CBT方式(コンピュータで実施する方式)も採用されています。
対象はサイトを見る限り、「基本情報技術者試験」と「情報セキュリティマネジメント試験」です。
試験実施予定ページ(IPA)
民間資格・ベンダー資格
国家資格ではありませんが、以下のような形でプログラミングの技術力を図る試験も存在します。
プログラミング以外にもデータベース(DB)の試験などもあります。
- Javaプログラミング能力認定試験
- C言語プログラミング能力認定試験
- PHP技術者認定試験
- Ruby技術者認定試験制度
- Pythonエンジニア認定試験
ほとんどが随時試験を受けることができます。
ただし、国家資格と比べると受験料が高いのでそれなりに受かる気でいかないとなかなかの出費になります。(1万~3万ぐらい)
クラウドサービスの資格
最近のシステムではクラウドサービスを利用することが多くなってきています。
クラウドサービスのトップシェアはAmazonが提供しているAWSというものです。
このAWSにも資格があります。全部で11種類です。
いくつかレベルが存在しますが、完全に初心者の方は基礎コースの「クラウドプラクティショナー」を受けるとよいかと思います。
大学生向けにおすすめのプログラミング資格
大学生向けにおすすめの資格を紹介していきます。
いろいろ資格を紹介させて頂きましたが、基本的には国家資格を目指すといいです。
ただ、国家資格も上記で紹介させて頂きましたが、それでもたくさんありますのでその中でおすすめを紹介していきます。
ITパスポート
国家資格の中でも一番簡単な試験です。IT分野での基礎的な知識を問われます。
こちらの資格は随時開催されています。
ITパスポートであれば学生のうちでも簡単に取得できるのではないでしょうか。
ただ、ITパスポートの資格を保持していてもそこまでの評価にはなりません。
理系で情報系の大学生であれば、ITパスポートではなく基本情報技術者試験を目指すことをおすすめします。
もし、文系の方でプログラミングもITの分野にも全然馴染みのない方であれば、まずITパスポートを目指してみるのが良いと思います。
未経験でこれからプログラミングをはじめようと思われている方もこちらでITの基礎知識を勉強すると良いです。
基本情報技術者試験
ITパスポートの次に簡単な資格にはなります。
ただ、範囲が広いのでITパスポートと比べると難易度が高いです。
※私も何度か受験して落ちたりしました。。。
しかし、システム開発の会社とかではこの資格が昇格の条件になっていたりするので、いつかは取得しておいたほうがいい資格になります。
本試験でシステム開発を行う上での基本的な部分を広く学ぶことができます。
大学生向けにプログラミング資格を勉強する方法
大学生向けにプログラミングの資格の勉強方法をいくつかご紹介します。
上記でおすすめした基本情報技術者の取得を目指す場合で書いていきます。
勉強方法①:本を購入して勉強する
一番はじめに思い浮かぶ勉強方法だと思います。
参考書と過去問を購入して、勉強する形です。
受験勉強と似ていますね。
基本情報技術者を取得する上でおすすめの本を紹介します。
参考書
あまり細かくは書いてはないですが、はじめて勉強するには内容が易しくて分かりやすいです。
上記でさらっと勉強した後に過去問を解いていくと良いと思います。
過去問
基本、どの過去問も大きな差はないと思いますが、その中でも評判がいい本になります。
私はこのシリーズを購入して勉強してました。
勉強方法②:スマホアプリを利用する
スマホに過去問アプリがあります。
スマホで勉強できるので、通学中や寝ころびながらの勉強が可能です。
スキマ時間に勉強ができるので便利です。
勉強方法③:ネットにある過去問を利用する
ネットで過去問を解くことができます。
こちらもアプリのような形でできるので便利です。
以下、リンクを張っておきます。
基本情報技術者試験ドットコム
こちらはアプリと違い無料で使用することができます。
私はほとんどここのサイトでスキマ時間を利用して勉強していました。
プログラミングしていく上での資格の重要度について
大学生向けにプログラミングの資格を紹介をしていきましたが、仕事でプログラミングをしていく上で資格の取得は必須ではありません。
なので、医者や弁護士などのように資格がないと仕事ができないというわけではなく、資格がなくてもプログラマーとして仕事することは可能です。
ただ、会社などの組織で働く場合、昇進するための条件として資格の取得が指定されていることも多いので取得しておくと色々とメリットがあります。
特に基本情報技術者試験については、システム開発の業界で取得されている方が多いです。
後、資格を取得できた場合、会社から報奨金といった形でお金をもらえたりします。
既に取得している場合は、報奨金がでないかもしれないので入社してから取得するというのもありだと思います。
しかし、就活時にIT関連の資格があると他の方よりは有利にはなります。
最後に
大学生向けにプログラミングの資格を紹介させて頂きました。
学生のうちに取得しておいたほうがいい資格としては、基本情報技術者試験をおすすめします。
ただ、資格がなくてもプログラマーとして就職はできますので、安心してもらっていいです。
上記の資格があると就活でも有利になるかと思うので、もしやる気のある方は目指してみると良いでしょう。
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