最近、プログラミングが流行ってるのではじめてみたい。
でも、実際プログラマーの仕事って徹夜ばっかりできついイメージがあるけど、大丈夫かな…
上記、お悩みの方向けの記事になります。
私自身、10年以上のこの業界で働いています。
今も現役のシステムエンジニアです。
先に結論を書くと勤め先の会社次第になります。
ブラック企業に努めると残業代がでない、長時間拘束はあたりまえといったところもあるかもしれません。
後、プログラミングといっても案件を受ける際にどういった契約なのか等、働き方によっても変わります。
簡単に言うと状況によってそれぞれだということです。
ただ、それだけだと話が終わってしまいますので、
私の体験談も踏まえて今のIT業界の労働環境はどうなのかというところを書いていきます。
実際、SEはきついのか?
昔と違って働き方改革など世の中の労働環境が変わってきていますので、よく悪いイメージとして抱かれる残業なしで徹夜というのはほとんどないと思っています。
普通の会社であれば、月何時間までしか残業してはいけないというところがほとんどです。
なので、よく想像されているキツイと思われてるイメージとは異なります。
私自身今まで一度転職をして、2社経験していますが、残業する際には申請が必要になります。
逆に残っていると早く帰るように促されることもあります。
上記以外にも顧客先に派遣で入ることもありますが、こちらも似たようなものでした。
ただ、冒頭でもお話しましたが、法も守らないようなブラック企業であれば、残業代なしの徹夜とかもあるかもしれません。
逆にそういうブラックな会社だった場合はすぐに辞めてしまいましょう。
他もどこも同じとか言われるかもしれませんが、そんなことないです。
上記が異常なので、ちゃんと残業した場合はお金がきっちりもらえるところで、なおかつちゃんと法律を守っている会社を選びましょう。
自身の働き方にもよるがそれなりに残業はあるのも事実
先ほど残業代なしの徹夜といったことはないと書きました。
とはいえ、それなりに残業があるのも事実なのでその辺りを少しお話ししていきます。
システム開発はいわゆるものづくりと同じようなもので、例えば家を作ったり、料理を作ったりするのと似ています。
いつまでにものを納めるというのが1つの基準となり、そこから逆算してスケジュールを引いていきます。
したがって、スケジュールに遅れが出始めると残業して取り戻そうとすることが多いです。
理想は新しく人を入れて一人ひとりの負荷を上がらないようにするのがベストですが、フェーズによっては急に新しい人が来ても逆に手間を取られるケースがほとんどです。
その場合、既存のメンバーで残業して遅れを取り戻すほうが効率的だったりします。
上記のことからスケジュールの調整がしにくい納期前になると何か問題が発生すると、納期に間に合わせるために遅くまで残業する事もあります。
ただ、ちゃんと工数の見積もりが出来ており、人員もそれなりのスキルを持った方で管理もしっかり行えば毎回上記のようにはなりません。
なので、その時々のプロジェクトの状況にもよりますが、場合によっては遅くまで残業することも多々あることも事実です。
どのぐらい残業するかはそのプロジェクトの炎上次第によります…
私の経験上、だいたい月45時間~60時間程度の感覚です。(何か問題が発生してやらざるを得なくんった場合です)
※もちろんちゃんと残業代としてお金をもらっています。
でも、特に問題ないときは基本的に定時に帰っています。
契約体系によっても異なる
システム開発の案件の契約体系として基本的に以下のいずれかになります。
ざっくり私の認識で分かりやすく説明します。
請負
成果物を納める契約。
いつまでにこういうシステム作ってくださいねっといった感じです。
スケジュールなどの作業進捗は依頼される側がコントロールできます。
納める物に責任を負う必要があるため、顧客が求めているの物でなかった場合は
契約不適合責任(前は瑕疵担保責任と呼ばれてました)が発生します。
※契約不適合責任とは不具合などを本来あるべき姿へ無償で修正しないといけないとかです。
準委任
コンサルや要件定義など、今後の業務を進めるための契約です。
少しややこしいですが、簡単に言うと顧客の作業をお手伝いをするイメージです。
コンサルや要件定義自体は物を作る作業でないため、納める成果物がありませんので、
契約不適合責任はありません。
成果物責任はありませんが、スケジュールなどの作業進捗は依頼される側で
コントロールできます。
派遣
言葉の通り、顧客先に派遣する形です。
働く時間で契約します。
派遣の場合は上記の2つとは違い顧客より業務指示されて働くことになります。
※顧客先の社員になって働くようなイメージです。
会社がどの契約で仕事を受けてきたかによって、少し変わってきたりもします。
請負と準委任はこちらでスケジュールの調整ができるので、いくらか融通が聞きますが、派遣になると派遣先によって働き方が変わります。
やはりこちらも働く会社次第になります。
後、働く職種にもよります。
システム開発の職種だと概ね以下の3パターンが多いです。
直接エンドユーザから依頼を受けて、設計から本番稼働まですべて請け負うシステム開発です。
基本的に自分の会社ですべて行うので、順調にいけば残業も少ない場合が多いです。■社内SE
社内システムのSEです。
顧客は自社の人間になります。
こちらに関してはよほどのことがない限り、残業することもないと思います。
仮に遅れたとしても迷惑が掛かるのは自社なので。
■SIer
要件定義などの上流工程を主に担当し、実際のコーディングの作業は下請けに任せるといった感じです。
顧客と下請けといった形でステークホルダーが多くなり、外的要因でスケジュール通りいかないことが多々発生します。
下請けがさらに下請けしている場合はなおさらです。
よくきついと言われているのはこのSIerの職種だと思っています。
上記でも書いていますが、SIerはあまりオススメしません。
もしかしたら給料的には他のと比べると良いかもしれませんが、基本的にエンドユーザ(お客様)と話して仕様を決めたりすることが多いので技術的な成長がしにくいイメージです。
だいたいが下請けに製造を依頼することが多いので。
SEとして就職する際には気を付けよう
はじめにお伝えした通り、勤め先次第なところもあるので、労働環境がしっかり整っている会社に入りましょう。
なので、就活の面接で確認すれば良いと思います。
月平均何時間残業しているのか、みなし残業なのか。
特に繁忙期にどのぐらい残業しているか聞いたほうがいいかもしれませんね。
もし、残業時間が支払われない会社など、ブラック企業だった場合はすぐに辞めたほうがいいです。
※面接だけでは分かりにくいかもしれませんが、もし違和感を感じたのなら注意です。
自分の大事な時間が消耗されていくだけですので。
今では、プログラミングスクールでも就活の補助をしてくれていたりします。
こういったサービスを利用してみるのも良いかもしれませんね。
IT業界に関する注意点などアドバイスしてもらえるかと思います。
就活サポートがあるプログラミングスクールの紹介を以下の記事でしておりますので、
よければ一度ご覧頂けたらと思います。
最後に
最後にまとめると勤め先次第になりますが、基本的に残業代なしの徹夜とかは今のご時世ほとんどないかと思います。
ただし、納品前などは稼働があがりやすくなるので、それなりに残業が発生するのも事実です。
徹夜とかもほとんどないです。
いずれフリーランスを視野にいれておられるのであれば、自身で好きなように働くことも可能だと思います。
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