MySQLで何か良いクライアントツールないかなあ…
コマンドでSQL実行するのが面倒だわ…
上記、お悩みの方向けの記事になります。
MySQL(DB)のおすすめクライアントツールとしてご紹介するのは、以下のツールになります。
A5:SQL Mk-2
※以降A5と呼びます
以下、ダウンロードのリンクです。
インストール自体は上記リンクよりダウンロードするとzipファイルが落ちてきますので、後はzipファイルを展開するだけです。
大変便利で無償で使用できますので、試しに利用いただけたらと思います。
本記事の内容は以下の通りです。
・ER図の作成ができる
・ER図からドキュメントが生成できる
・ER図からDDLが生成できる
データベースの設計の時から便利な機能があり、今後の作業効率が上がるかと思います。
接続が楽になる
コマンドプロンプトでSQLを実行しようとすると、毎度接続のコマンドを実行してからSQLを実行する必要があります。
A5のツールを使用すれば、はじめに接続設定をしておくことで簡単に接続してテーブルのデータを確認することができます。
接続の方法は以下のような流れで簡単にできます。
①A5を起動する
②メニューバーより、「データベース」→「データベースの追加と削除」をクリックして以下の画面を表示し、左下の追加ボタンをクリックする。
③以下の画面にて接続タイプを選択する。
※今回は真ん中のほうにあるMySQLを選択します
④以下接続先の設定を行い、OKボタンをクリックする。
※テスト接続ボタンをクリックすることで接続先の内容に問題ないか確認することができます。
⑤データベース別名の入力画面が表示されるので任意の分かりやすい名称を入力する。
上記を行うと次から開いたときに左側が以下のような形になります。
後は対象のDBをダブルクリックすると接続することができます。
接続後はテーブルをダブルクリックすると以下のようにテーブルのレコード情報を確認することができます。
レコード情報を直接書き換えれば更新ができますし、データの追加も容易にできます。
SQLを発行しなくてもよくなります。
ER図の作成ができる
データベースの設計時に必ずと言っていいほど必要になるER図をこのツールで作成することができます。
ER図とは各テーブルの関係性を表したものになります。
以下のような感じで作成することができます。
ER図からドキュメントが生成できる
ER図を表示した状態でメニューバーの「ER図」より「エンティティ定義書を出力する」をクリックすると自動でドキュメントを生成してくれます。
ExcelまたはHTML形式のいずれかで出力が可能ですので、はじめはER図でデータベースの設計を行って、最後にドキュメントを出力するといった流れが可能になります、
Excelだと以下のような資料ができあがります。
ER図からDDLが生成できる
DDLとはData Definition Languageの略で、テーブルの作成や変更を行うためのSQL文です。
ER図を表示した状態でメニューバーの「ER図」より「DDLを作成する」をクリックすると自動生成してくれます。
以下のような形で生成されます。
後はこれをそのまま実行することで、ER図で定義したテーブルを作成することができます。
最後に
いかがでしょうか。
このツールがあるとテーブル定義の検討から最終的に作成を行うCREATE文まで作成できる優れものです。
本来だと、ExcelではじめにER図を書いて、テーブルの定義考えるといったことを行い、その後にテーブルを作成するためのCREATE文を手で書いていくことになります。
これらがA5のツールだけですべて完結することができます。
テーブルが1つや2つ程度の少ないものであれば、手作業で行うのもそこまで苦ではありませんが、これが大量のテーブル数になると管理の面も含めると結構大変になってきます。
なので、これからMySQLをはじめてみようかなと思われている方は一度このツールをお試し頂けたらと思います。
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