今年でもう30歳かあ…
新卒で入社して、今まで頑張ってきたけどこのままでいいのかな…
上記、思われている現役プログラマーもしくはSE向けの記事になります。
私も新卒で約10年近く同じ会社で働いてきましたが、30歳になったときに上記のことを悩み始めました。
いろいろ考えた結果、転職に踏み切り無事転職に成功することができました。
本記事では私が転職したきっかけや経緯など私の体験談を記載していきます。
同じ状況で悩みを抱えている方の参考になればと思います。
30代で転職をしようと思ったきっかけ
金融系のシステム会社に新卒で入社し、10年近く働いてきました。
それなりに肩書もありましたが、そんな私が転職に思い至ったきっかけを書いていきます。
転職のきっかけは現状の不満と不安です。
内容は以下の通りです。
②先輩、後輩ともに技術的向上心がない
③仕事のなすりつけ合い
上記だけを書くと全然魅力のない会社のように見えますが、親会社が金融系だったりしてたので安定感はあったのかなと思います。
現状の不満と不安
理由として挙げた3点を簡単に説明していきます。
①会社で使用している技術が陳腐化している
技術力のある優秀な方が昔に作ったものをずっと使用していた感じでした。
何も新しいことに挑戦せずに今のフレームワークを使いまわして、システム開発を行っていました。
この業界で働く以上、常に新しい技術を取り入れていかないと時代に遅れていきます。
今ではAIやクラウドが普通の時代になってきているのに、何も変えず現状維持になっているのに不安になりました。
②先輩、後輩ともに技術的向上心がない
上記の①でも少し触れてましたが何も挑戦をしていない感じです。
言われたことを淡々とこなしていた感じです。
正直、当時の私は尊敬できる上司や先輩は数人ぐらいしかいませんでした。
この状態がこのまま10年経った場合、この会社の技術力はちゃんと成長しているのだろうか…仕事はあるのだろうか…と不安になった感じです。
③仕事のなすりつけ合い
いかに自分に仕事が来ないようにほとんどの方がバリアを張っていた感じでした。
1人に対する案件の複数掛け持ちとかもあったりしていたので、自身のキャパを守るために無理なことは無理ということも大事ですが、あきらかにめんどくさいから嫌みたいな感じでした。
以上です。正直なところ自分自身も上記に染まっていたのだと思います。
転職の経緯と活動内容
上記のような不安を20代後半ぐらいに少しずつ抱き始めました。
もやもやしながら仕事を続けてきた感じですね。
そんなときにインフルエンザにかかってしまいまして。
体が弱ると精神的にも弱ってきたのか上記の不安が爆発してきた感じです。
ただ、その時は絶対転職してやろうとかは思ってなく、とりあえず転職エージェントに登録してみた感じです。
スマホアプリ開発とかに興味があったので、なんか良い会社あるのかなってインフルエンザの自宅療養中にいろいろ見てました。
そんな時に知らない番号から電話がかかってきまして、電話取ったら転職エージェントの方からでした。
無料で面談していろいろ会社をご紹介しますよっていう内容で、無料なら一度話だけでも聞きに行ってみようかな…と思って本格的に転職活動に入った感じです。
今思うと普段知らない電話は取らないほうなのですが、この電話に出ていなかったらおそらく転職していなかったかもしれません。
やはり、人生ってきっかけとタイミングで変わるんだなと思いました。
転職活動内容について
転職活動について少し書いていきます。
活動し始めたのが2月ぐらいで最終内定承諾までいったのが5月なのでおおよそ3カ月活動していた形です。
4月ぐらいに内定をちらほら頂いていて自身の条件と照らし合わせて、行きたい会社を選んだといった感じです。
ただ、3カ月の転職活動はかなりきつかったです。
特にダイエットしていないのに5kgくらい痩せました。笑
どういった生活をしていたかというと以下のようなことをほぼ毎日してました。
②18:00~21:00 面接
③21:00~終わるまで 次の面接の準備(履歴書、企業調査)
はじめ転職のエージェントの方から、とにかく多めにエントリーしてもらったほうがいいとのことでしたので、少しでも興味ありそうなものは片っ端からエントリーしていました。
その結果、スケジュールがパンパンで本業以外の時間は面接にいって、履歴書を書いて、会社の志望動機を考えて…みたいなことをずっとしてた感じです。正直きつかったです。
もし、はじめて転職される方は自身のキャパが超えないようにエントリーを調整したほうがいいです。
私はなんとか続けてきましたが、ちゃんと準備できていたかといわれるとそうでもないです。
中途半端なものもたくさんありました。
そんな状態で不合格通知とか来るとなかなか精神的にきついです。
内定もらってからの悩み
上記のような生活を送りながらもいくつか内定もらえたときは大変嬉しかったです。
ただ、内定をもらった後のほうが結構悩みます。
本当にここの会社で良いのかな…っていう悩みです。
転職活動中もしんどかったのですが、この承諾するかしないかの決定がかなり精神的にきます。
もちろん、内定頂いている会社が大手会社で条件も完璧!っていう会社であれば何も迷いもしないでしょう。
ただ、こういったケースは大変稀です。
もし、私と同じ状況になられた方がいましたら、私は以下のことをしましたので参考にしてもらえたらと思います。
②条件の内容を現状と比べ、違いや不明点を徹底的に洗い出す
③今の会社の良さを考える
順に説明します。
これは絶対したほうがいいです。実際に働く職場です。
基本、就活中に合う人ってほとんど採用担当の方です。
この採用担当の方って基本的にどこの会社も愛想が良い人ばかりなんですよね…。
でも、採用担当の方と一緒に仕事をするわけではないので、見学をお願いして一緒に働く人たちを見に行きましょう。
自分を安心させるためにすべきです。
まず、給料が満足できるものなのか、福利厚生も含め条件は今と同じかそれ以上かです。
気になったことは何度も聞きましょう。
私の経験であったのが、疑問点を質問したらこれは以前面接時に話したと結構冷たい反応された時がありまして、正直面接時で聞いてた話であっても念のための確認とかも普通にあります。
それで一気に不安になって、内定辞退した会社もあります。
不安を残したまま承諾するのは精神衛生上良くないので、納得できるまで詳細に聞いていきましょう。
最後に今の会社の良さを考えてみましょう。
もし、今のまま変化なく現状維持のほうが落ち着くからという理由しかないのであれば、それはその会社の良さはあまりないと思っていいです。
とはいえ、この悩みが私の中での最大の悩みポイントでもありました。
入社してから10年間近く不安はありつつも働いてきたっていう経歴があります。
この積み上げてきたものを捨ててまで行きたい会社なのかっていう感じです。
最終的には、どうせ今のままでも絶対安定しているとは言い切れないし、何もせずに後悔するぐらいならやってみてから後悔しようと決めた感じです。
ちょっと開き直ってしまったところもありました。
ただ、昔と違い今のご時世転職は普通になってきています。
ひとつの会社を定年まで勤め上げることも素晴らしいことかもしれませんが、自分の人生について考えたときに自分はこのままで良いのかなと思ったのであれば行動してみよう!って感じです。
転職して良かったこと
無事に転職活動を終え、転職先の会社で働き始めました。
もう数年経ちましたが、結果として私は転職してよかったと思っています。
理由としては以下の通りです。
②新しい技術を学ぶことができる
③運よく人が良かった
①純粋に給料が上がった
年収が100万近く上がりました。
はじめの1年ぐらいは前職と同じぐらいでしたが、次の年から上がりました。
②新しい技術を学ぶことができる
新しい技術を身に着けようとしている会社を選んで就活していましたので、純粋に今まで触ったことのない技術に携われているのが楽しいです。
今流行りのクラウドだったり、IoTとかをしています。
③運よく人が良かった
これは入社してみるまで分からないことなので、ずっと不安になっていましたが、純粋に技術力の高い人もいたりと尊敬できる人が多かったです。
特に前職では上司であれば知ってて当然のようなことを把握しておらず、知らないことを当たり前かのように振舞ってた人がいましたが、そういう人がいないだけでもだいぶストレスフリーです。
最後に
以上、私が転職を行った時の体験談になります。
結論、転職してよかったなと思っています。
仮に運悪く就職先が見つからず、前職のままになっていたとしても転職活動しておいて良かったと思います。
転職活動をすることにより、今まで自分がどういったことをしてきたのかどういった技術を身に着けたのかを整理するきっかけになりました。
なおかつ、それを誰かに分かりやすく伝えるにはどうすればいいのかも勉強することができました。
今の会社に満足しているのであれば、無理に転職活動をする必要ありませんが、もし現状悩まれているのであれば一度経験しておくことをお勧めします。
本記事は私の転職の体験談となりますが、今現状SEやプログラマーとして仕事されている方であれば、経歴からして就職率は高いほうだと思います。
現状に不安や不満を抱いている方がおられるのであれば、一度転職エージェントに足を延ばしてみるのもいいかもしれません。
転職活動は大変ですが、大変だからこそ転職活動が終わった後の達成感はあります。
限りある人生ですので、後悔せずに送っていきたいですね。
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